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新しいお墓で初めてのシーミー(清明祭)。建てるまでの法要と当日の準備ポイント

新しいお墓で初めてのシーミー(清明祭)。建てるまでの法要と当日の準備ポイント
新しいお墓で初めての清明祭(シーミー)。建てるまでの法要と当日の準備ポイント

故人が亡くなってから、新しくお墓を建てるとなると、何かと手続きや準備が重なり、
「いつまでに建てればいいのか」
「清明祭(シーミー)はいつから始めればいいのか」

…と戸惑う方も多いですよね。
 
沖縄では告別式当日に納骨式を行うほど、お墓との距離が身近な文化があります。
 
一方で新しくお墓を建てるとなると、金額も時間もそれなりにかかるため、一年忌(イヌイ)や三年忌(サンニンチ)に合わせて準備を進める家庭が多いです。
 
本記事では、新しいお墓を建ててから初めての清明祭(シーミー)を迎えるまでの流れを、納骨・開眼供養・一年忌法要の概要から、当日の準備ポイントまで順を追ってお伝えします。
 
焦らず、ムリなく、丁寧に進めていきましょう。
 


※本記事は、公益財団法人「沖縄県メモリアル整備協会」が作成しています。
地域の習わしを大切に、それぞれの家らしい心のこもったご供養の一助となれば幸いです。(2026年3月25日更新)

 
 



 
 

新しいお墓を建てるまでの流れ


沖縄のお墓は「ユンヂチ」に建てる。その理由とは
 
 

沖縄の納骨時期は本州と違う

◇沖縄では、告別式当日に納骨式まで行うのが沖縄の慣習です。
すでにお墓が準備されている場合、特に門中墓に入る沖縄の故人であれば、葬儀後にそのまま納骨式と進みます。
 
一方、本州では葬儀の後に火葬となり、四十九日を目処に納骨式を行うのが一般的ですよね。
 
●沖縄では風習が大きく異なります。
故人が亡くなると通夜の翌日、午前中に火葬を済ませて午後から葬儀、その後は、ご遺族のみで納骨式という流れが一般的です。
 
(火葬したご遺骨で葬儀を行うことを「骨葬(こつそう)」と言います。)
 
「故人が寂しいのでは?」と感じる本州出身の方も多いでしょう。
 
実は、沖縄の昔ながらの風習では、告別式当日の納骨式の後、初七日(ハチナンカ)までの七日間は、遺族が毎日お墓参りをして故人の寂しさを癒す習わしがありました。
 
ただし現代では毎日お墓参りをする遺族も少なくなり、初七日(ハチナンカ)も葬儀と併せて「繰上げ初七日」として執り行うケースも増えています。
 


【スタッフのマメ知識】
 
「沖縄では告別式当日に納骨というスピード感に驚かれる本州出身の方が多いです。
 
ただこれは故人を早くお墓に帰してあげたいという沖縄の人々の温かい気持ちの表れでもあります。
 
その分、初七日までの毎日のお墓参りで故人に寄り添う風習が生まれたのかもしれません」

 

 
 

お墓を建てる時期に明確な決まりはない

◇新しくお墓を建てる場合、「いつまでに建てなければならない」という明確な決まりごとはありません。
 
お墓は金額も時間もそれなりにかかるため、焦って準備する必要はありません。
お墓を建てるまでの期間、ご遺骨は自宅で保管したり、納骨堂などへ預ける選択もあります。
 
●ただし、一般的にお墓を建てる際にも開眼供養などの法要を行います。
 
参列者に何度も集まってもらわずに済むよう、一年忌(イヌイ)や三年忌(サンニンチ)のタイミングに合わせてお墓を建てる家庭が多いです。
 

【お墓を建てるタイミングの目安】
 
●四十九日(シジュウクニチ)
 ・急ぎの場合。金額・時間的に難しいことも多い
 
●一年忌(イヌイ)
 ・最も多いタイミング
 ・喪が明ける節目と合わせやすい
 
●三年忌(サンニンチ)
 ・門中墓の場合に多い
 
●明確な期日はなし
 ・家庭の事情に合わせて柔軟に

 
 

お墓を建てたら開眼供養を行う

◇お墓は建てただけでは、故人を拝む墓標にはなりません。
お墓という建物に故人の魂を入れるための供養の儀式「開眼供養」を行って初めて、お墓としての役割を果たします。
 
沖縄のウグァン(御願)文化は神仏習合ですので、ユタやノロによる御願での開眼儀礼もありますが、今では仏教に倣った開眼供養が増えてきました。
 
●沖縄には本州のような檀家制度が浸透していないため、開眼供養のために僧侶を依頼する流れが一般的です。
 

【僧侶への依頼方法】
 
・近所のお坊さんにお願いする
・新しいお墓を建てた霊園に相談する
・仏壇仏具店などに相談する
・お坊さん派遣サービスを利用する

 
かつては近所のお坊さんへお願いしましたが、霊園が増えた近年では、霊園に相談するケースが増えました。
 
故人が亡くなって新しくお墓を建てる場合には、この開眼供養と納骨式を同じ日に執り行うケースも少なくありません。
 
また、仏壇や位牌にも開眼供養が必要です。
そのため位牌を仕立てた仏壇仏具店に相談する方法も、その後の法要がスムーズになりおすすめです。
 


【お客様の声】
 
「お墓を建てたらすぐに使えると思っていたのですが、開眼供養が必要だと知らなくて焦りました。
 
お坊さんの手配も含めて早めに動いておけば良かったと思います。
霊園の担当者に相談したら、お坊さんの紹介もしてもらえたので助かりました」

 

【迷った時の相談先】
 
●ご遺骨の年間預かり
沖縄メモリアル整備協会「ご遺骨の年間預かり」
 
ご遺骨を預けるとともに、お墓や永代供養、開眼供養などの法要についても相談できます。
 
●開眼供養や供養全般に関する相談窓口
供養ギャラリー「供養の窓口」
 
ご遺骨の供養や納骨先、仏壇仏具などに関してワンステップで相談できます。

 

 
 

新しいお墓を建てるタイミングの考え方


新しいお墓を建てるタイミングの考え方
 
 

一年忌・三年忌に合わせる家庭が多い理由

◇新しくお墓を建てる際、参列者の負担を考えると、すでに親族が集まる法要のタイミングに合わせるのが現実的です。
一年忌(イヌイ)や三年忌(サンニンチ)であれば、開眼供養と納骨式を同じ日に執り行えるため、参列者に何度も集まってもらわずに済みます。
 
特に一年忌(イヌイ)は喪が明ける節目でもあり、
「この機会にお墓を整えてひと段落させたい」
と考える家庭が多いです。
 
また一年忌(イヌイ)に合わせてお墓を建て、その次の清明祭(シーミー)からハチシーミー(初清明祭)として再開する、という流れが沖縄では自然なかたちとして定着しています。
 

【沖縄のニンチスーコー(年忌焼香=年忌法要)について詳しく】
沖縄のスーコー(焼香)。本州出身者が分かる5つの解説
沖縄の法要。年忌焼香(ニンチスーコー)の基礎知識

 
 

霊園・納骨堂を選ぶ場合の注意点

近年では個人墓地への新規建墓が難しくなり、霊園や納骨堂を選ぶ家庭が増えています。
 
霊園・納骨堂を選ぶ際には、清明祭(シーミー)を執り行う環境としての観点も考慮しておくと、後々の後悔が少なくなるでしょう。
 

【霊園・納骨堂を選ぶ際の確認ポイント】
 
●墓前スペースの広さ
 …ウサンデーができるかどうか
 
●ヒラウコー・ウチカビの使用可否
 …室内施設では火気厳禁の場合がある
 
●施設内の共有スペースの有無
 …ウサンデーの場所として使えるか
 
●駐車場の台数
 …清明祭(シーミー)時期は混雑しやすい
 
●永代供養の有無
 …後継者がいない場合の安心感

 


【スタッフのマメ知識】
 
「霊園や納骨堂を選ぶ際、清明祭(シーミー)のことまで考えて選ぶ方は意外と少ないです。
 
いざ清明祭(シーミー)を迎えてから
「スペースが足りない」
「線香が使えない」

と気づくケースも多くあります。
 
見学の際には清明祭(シーミー)のことも想定して、スタッフに確認しておくことをおすすめします」

 

 
 

初めての清明祭(シーミー)はいつから?


初めての清明祭(シーミー)はいつから?
 
 

一年忌後が一般的な考え方

◇新しいお墓を建てた場合でも、初めての清明祭(シーミー)を迎えるタイミングの基本的な考え方は、通常のハチシーミー(初清明祭)と同じです。
喪が明ける一年忌(イヌイ)を過ぎた後、初めて迎える清明祭(シーミー)から再開するのが最も一般的な考え方です。
 
一年忌(イヌイ)に合わせてお墓を建て、開眼供養と納骨式を済ませてから、次の清明祭(シーミー)の季節にハチシーミー(初清明祭)を迎える——この流れが、新しいお墓を建てた家庭にとって最もスムーズな段取りです。
 

【新しいお墓での清明祭(シーミー)再開の流れ】
 
① 故人が亡くなる
② 一連の法要を執り行う
③ 一年忌(イヌイ)に合わせてお墓を建てる
④ 開眼供養・納骨式を執り行う
⑤ 次の清明祭(シーミー)の季節に、ハチシーミー(初清明祭)を迎える

 
 

新しいお墓での初清明祭(シーミー)ならではの悩み

◇新しいお墓での初めての清明祭(シーミー)では、通常のハチシーミー(初清明祭)とは別の悩みが生じることがあります。
特に霊園やコンパクト墓の場合には、昔ながらの大きな個人墓地と勝手が違うため、事前の確認が大切です。
 
●「お墓がまだ新しくて親族に馴染みがない」
新しいお墓での初めての清明祭(シーミー)では、高齢の親族が場所を知らなかったり、スペースの違いに戸惑ったりすることがあります。
 
事前に地図や墓前の状況を親族に共有しておきましょう。
 
●「開眼供養からまだ日が浅い」
一年忌(イヌイ)に合わせてお墓を建てた場合、開眼供養からハチシーミー(初清明祭)まで間が短いこともあります。
 
初めてのことが重なりますが、焦らず一つひとつ丁寧に進めてください。
 
●「ウサンデーの場所をどうするか」
霊園のコンパクト墓では墓前スペースが限られるため、ウサンデーの場所の確保が課題になることがあります。
 
霊園内の広場や施設内の会場、周辺の会食会場など、事前に選択肢を確認しておきましょう。
 


【お客様の声】
 
「一年忌に合わせてお墓を建てて、次の清明祭(シーミー)がハチシーミーでした。
 
新しいお墓でのことが重なって正直大変でしたが、霊園のスタッフに相談しながら進めたら何とかなりました。
 
終わってみれば、新しいお墓でご先祖様と初めての清明祭(シーミー)を迎えられた達成感がありました」

 

 
 

新しいお墓での清明祭(シーミー)当日の準備

墓前へのお供え物


 
 

お供え物と当日の流れ

新しいお墓での清明祭(シーミー)当日の準備は、基本的に通常の清明祭(シーミー)と同じです。
 
ただしハチシーミー(初清明祭)でもありますので、慶事用の重箱料理「ウサンミ(御三味)」を用意します。
 

①ヒジャイガミへのお供え
 
・重箱カタシー(もち重1箱・おかず重1箱)
・お酒
・シルカビ
・ヒラウコー(平線香)…タヒラ(2枚、日本線香12本)
 
②墓前へのお供え
 
●重箱チュクン(もち重2箱・おかず重2箱)
 ※慶事用(色もち・赤かまぼこ・結び昆布)
・ウチジヘージー(補充用おかず)
 
●基本のお供え
・花・お茶(ウチャトゥ)・水・お酒
・果物の盛り合わせ
・お菓子(ムィグワーシ)の盛り合わせ
 
●お線香…ヒラウコー(平線香)
 ・家長…タヒラ(2枚、日本線香12本)
 ・その他の家族…半ヒラ(半分、日本線香3本)/1人
 
●ウチカビ(打ち紙)
 ・家長…5枚
 ・その他の家族…3枚/1人
 ・カビバーチ(アルミボール)
 ・火箸

 

③当日の流れ
 
(1) 出発前
 ・ヒヌカンへ報告
 ・お仏壇へ報告
 
(2) お墓に到着
 ・掃除前にヒジャイガミへ報告
 ・皆でお墓の掃除
 ・掃除後にヒジャイガミへ正式な拝み
 ・ウハチ(お初)を取り出す
 ・ウチジヘージーで補充する
 
(3) 墓前での御願
 ・お供え物を整える
 ・家長を中心にグイスを唱えて拝む
 ・ヒラウコーを拝する
 ・ウチカビを焚く(カビアンジ)
 
(4) ウサンデーへ

 
清明祭(シーミー)の進め方やお供え物の準備、供え方などについて、詳しくは下記コラムをご参照ください。
 

【清明祭(シーミー)の進め方、参加マナーについて詳しく】
沖縄のシーミー(清明祭)の進め方。施主・家長が知っておきたい準備・当日の流れ・グイス

 
 

霊園・コンパクト墓での注意点

新しいお墓が霊園やコンパクト墓の場合には、昔ながらの大きなお墓とは異なる点がいくつかあります。当日慌てないよう、事前に確認しておきましょう。
 
●ヒラウコー・ウチカビの使用確認
霊園や納骨堂によっては、火気の使用に制限がある場合があります。
 
ヒラウコー(平線香)やウチカビ(打ち紙)が使用できるかどうかを、事前に施設へ確認しておいてください。使用できない場合には、施設のルールに沿った代替方法を相談しておくと安心です。
 
●墓前スペースの確認
新しいお墓の墓前スペースに、チュクン(4箱)のウサンミ(御三味)を広げられるかどうかを事前に確認しておきましょう。
 
スペースが限られる場合には、二列に並べる方法も選択肢のひとつです。
 
●ウサンデーの場所を事前に決めておく
霊園のコンパクト墓では、墓前でのウサンデーが難しい場合があります。
 
霊園内の広場・施設内の会場・周辺の会食会場・宗家(ムートゥーヤー)など、事前にウサンデーの場所を決めて親族に共有しておくと、当日の段取りがスムーズです。
 

 
 

一年忌(イヌイ)法要の概要


法要の日程に見る沖縄と本州の違い
◇故人が亡くなってから一年目の命日に執り行う一年忌(イヌイ)は、喪が明ける大きな節目です。
 
新しくお墓を建てる家庭にとっては、開眼供養・納骨式と合わせて執り行うことが多く、何かと準備が重なる時期でもあります。
 
 

一年忌(イヌイ)の流れ

◇一年忌(イヌイ)は、ナンカスーコー(七日焼香)とほぼ同じ流れで執り行います。
朝一番にお仏壇にウチャトゥをあげてウートゥートゥをしてから、家族でお墓参りへ出向きます。
 
お墓参りでは最初に墓地を守護する土地神様「ヒジャイガミ」様への拝みが最初です。ヒジャイガミ様はお墓の左側、お墓に向かって右側に鎮座されています。
 

【故人をお招きする】
 
①ヒジャイガミへの拝み
・ヒラウコー半ヒラ(半分=日本線香3本)を供える
・イヌイの開始を報告
 
②墓前での拝み
・墓前にタヒラ(2枚=日本線香12本)を供える
・イヌイ(一年忌)のご案内をする
「イヌイの法事を営みます。どうぞ家までお越しください。」
 
③ウチカビを焚く
・ヒジャイガミの前で、ウチカビを各3枚ずつ焚きあげる
※ウチカビを焚く「ジングラ(銭蔵)」があれば、そこで焚く

 
そして最後に「家へいらっしゃいませ」と故人をおまねきして帰宅します。
 
午後は仏前に焼香客とお坊さんを招いて読経・焼香の法要を執り行い、お膳料理でおもてなしをします。
 

 
 

一年忌とお墓建立を合わせる方法① お墓参り→自宅法要のケース

◇沖縄の昔ながらの流れに沿った方法です。
お墓が自宅から比較的近い場合や、門中で昔ながらの風習を大切にしている家庭に多く見られます。
 

【午前中:お墓参り+開眼供養・納骨式】
 
(1) ヒジャイガミへの報告
 
(2) お坊さんによる開眼供養
  …お墓に故人の魂を入れる儀式
 
(3) 納骨式
  …遺骨をお墓に納める
 
(4) イヌイのお墓参りの御願
  …半ヒラ・タヒラを焚いて文言を唱える
  …ヒジャイガミ前でウチカビを焚く
 
(5) 故人を家へおまねきして帰宅
 
【午後:仏前での法要】
 
(6) 仏前にお供え物を整える
 
(7) 焼香客・お坊さんを迎え入れる
 
(8) お坊さんによる読経(イヌイ)
 
(9) 参列者の焼香
 
(10) 焼香客へのお膳料理でおもてなし

 
 

一年忌とお墓建立を合わせる方法② 墓前で全て済ませるケース

◇開眼供養・納骨式・一年忌(イヌイ)の法要を全て墓前で済ませる方法です。
近年では、お墓と自宅が遠い家庭や、参列者の移動負担を減らしたいケースもありますよね。
 
このような場合、開眼供養・納骨式・一年忌(イヌイ)の法要を全て墓前で済ませる方法も選択肢のひとつです。
 
これは全国的な慣習に沿った形で、沖縄でも霊園を選ぶ家庭を中心に広まりつつあります。
 

【墓前で全て執り行う場合の流れ】
 
(1) 参列者・お坊さんが墓前に集合
 
(2) お坊さんによる開眼供養
 
(3) 納骨式
 
(4) 一年忌(イヌイ)の読経法要
 
(5) 参列者の焼香
 
(6) 会食会場へ移動してお斎(おとき)

 
墓前で全てを執り行う場合には、沖縄のお墓参りの御願(ヒジャイガミへの報告・ウチカビ・グイスなど)をどのタイミングで行うかを、事前にお坊さんや親族と打ち合わせしておくとスムーズです。
 
 

お布施について

◇複数の法要を1日で執り行う場合、お布施で包む金額に配慮します。
いずれの方法でも、開眼供養とイヌイの読経で2件分のお布施が必要です。
 
納骨式が入る場合、約2.5倍~3倍の金額をお布施に包むケースが多いでしょう。
 

【お布施の目安】
 
・開眼供養:3万〜5万円程度
・一年忌(イヌイ)の読経:3万〜5万円程度
同時に行う場合の合計目安:
 通常の1.5〜2倍(6万〜10万円程度)

 
ただし、お布施の金額は正確には決まっておらず、地域・寺院によって異なります。心配な場合は、事前にお坊さんへ確認してください。
 
霊園や仏壇仏具店などに僧侶を紹介してもらった場合、霊園や仏壇仏具店のスタッフなどに尋ねても良いでしょう。
 


【スタッフのマメ知識】
 
「一年忌・開眼供養・納骨式を同じ日に執り行う場合、お布施が2件分必要になることを事前に知らず、当日慌てるケースが実際にあります。
 
お布施は現金を包みますので、近郊にATMやコンビニなど、おろす場所がない、土日でおろせないケースなどもありました。
 
またお坊さんへの御車代(5,000円〜10,000円程度)や御膳料も必要になりますので、事前にお坊さんと金額・包み方をしっかり確認しておきながら、少し多めに現金と、厚手の白封筒を用意しておくと、安心です」

 

 
 

まとめ|新しいお墓での清明祭(シーミー)、無理せず丁寧に


拝み方が違う。沖縄独自のウグァン(御願)の作法
故人が亡くなってから新しいお墓を建て、初めての清明祭(シーミー)を迎えるまでには、納骨・開眼供養・一年忌(イヌイ)と、さまざまな法要が重なります。
 
慌ただしい時期ではありますが、一つひとつを丁寧に積み重ねた先に、新しいお墓での初めての清明祭(シーミー)という温かな節目が待っています。
 

【新しいお墓で初めての清明祭(シーミー)基本の流れまとめ】
 
●お墓を建てるタイミング
・明確な期日はなし
・一年忌(イヌイ)に合わせる家庭が最も多い
・三年忌(サンニンチ)に合わせる家庭もある
 
●お墓を建てたら必ず行うこと
・開眼供養(魂入れ)
・納骨式
・一年忌と合わせて執り行うことが多い
 
●一年忌(イヌイ)の2つの形
・お墓参り→自宅法要のケース
 (沖縄の昔ながらの流れ)
・墓前で全て済ませるケース
 (お墓と家が遠い場合など)
 
●お布施の目安
・開眼供養+一年忌で2件分が必要
・合計6万〜10万円程度が目安
・事前にお坊さんへ確認する
 
●初めての清明祭(シーミー)のタイミング
・一年忌後が最も一般的
・慶事用のウサンミ(御三味)を用意する
・霊園の場合はスペース・線香の使用可否を事前確認

 


【お客様の声】
 
「新しいお墓を建てて、開眼供養・納骨式・一年忌を同じ日に執り行いました。
 
準備が大変でしたが、霊園のスタッフやお坊さんに相談しながら進めたら何とかなりました。
 
翌年の清明祭(シーミー)がハチシーミーになり、親族が久しぶりに明るい顔で集まってくれた時には、本当にホッとしました」

 
新しいお墓での清明祭(シーミー)の準備や、霊園でのウサンデーの工夫については、以下の記事もあわせてご覧ください。
 

 
 


【監修者:東恩納 寛寿(ひがしおんな ひろひさ)】
公益財団法人 沖縄県メモリアル整備協会 終活支援部長
東恩納写真
 
●経歴
19XX年、沖縄県名護市出身。
米国・南ユタ大学コミュニケーション学部卒業。
 
県内大手建設会社勤務を経て、2007年に公益財団法人 沖縄県メモリアル整備協会に入社。長年、お墓の企画提案や販売業務の第一線に従事し、中城メモリアルパーク所長を歴任。現在は終活支援部長として、沖縄の供養文化と現代のニーズを繋ぐ活動に注力している。
 
●資格・活動
・終活カウンセラー1級(沖縄県初取得者)
一般社団法人 全国空き家アドバイザー協議会 沖縄県名護支部 幹事
 
●実績
県内各自治体、社会福祉協議会、医療法人、老人ホーム等での出張セミナーや講演を累計500回以上実施。沖縄タイムス等のメディア寄稿を通じ、相続や空き家問題、墓じまいに関する啓発活動を行っている。

 
 



 

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