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2026年3月|沖縄の年中行事と旧暦カレンダー|旧暦1月・2月の拝みと供養の節目

2026年3月|沖縄の年中行事と旧暦カレンダー|旧暦1月・2月の拝みと供養の節目
2026年3月の沖縄は、旧暦では旧暦1月から2月へと移り変わる時期にあたります。
 
旧正月を終え、小正月や二十日正月で区切りを迎える一方、十三夜・十八夜といった拝みの日や、祖先供養の節目である十六日祭が続きます。
さらに新暦では春のお彼岸も重なり、祈りと供養の意味合いが深まる月です。
 
本記事では、2026年3月に行われる沖縄の旧暦行事をカレンダーとともに整理し、行事ごとの意味や流れを分かりやすく解説します。

 



 
 

2026年3月の沖縄・旧暦行事カレンダー一覧


2026年3月の沖縄・旧暦行事カレンダー一覧
◇2026年3月の沖縄は、旧暦では旧暦1月13日から旧暦2月13日にあたる期間です。
…旧正月を終えたあとの節目行事や拝みごとが続き、新暦では春のお彼岸も重なるため、旧暦と新暦の行事が交差する月となります。
 
まずは、3月全体の流れを把握しやすいよう、旧暦1月・旧暦2月、そして新暦行事に分けて日程を整理してみましょう。
 
 

旧暦1月の行事(新暦3月前半)

◇新暦3月の前半は、沖縄の旧暦では旧暦1月の後半にあたります。
旧正月を締めくくる節目行事や、信仰に基づく拝み、祖先供養の行事が集中する時期です。
 
2026年3月前半に行われる、主な旧暦1月の行事は次のとおりです。
 

 ● 2026年3月1日(日)|旧暦1月13日
  ・十三夜(ジューサンヤー)
 
 ● 2026年3月2日(月)|旧暦1月14日
  ・小正月(ソーグァチグァー)
 
 ● 2026年3月4日(水)|旧暦1月16日
  ・十六日祭(ジュールクニチー)
 
 ● 2026年3月6日(金)|旧暦1月18日
  ・十八夜(ジューハチヤー)
 
 ● 2026年3月8日(日)|旧暦1月20日
  ・二十日正月(ハチカソーグァチ)

 
旧暦1月後半は、「祝い」から「供養・整え」へと気持ちを切り替えていく時期でもあります。
それぞれの行事には意味や役割があり、次章で一つずつ詳しく見ていきます。
 

 
 

旧暦2月の行事(新暦3月中旬以降)

◇新暦3月の中旬以降は、沖縄の旧暦では旧暦2月に入ります。
旧正月行事が一段落し、地域や暮らしに根ざした拝みが中心となるのが旧暦2月の特徴です。
 
2026年3月後半から旧暦2月にかけて行われる主な行事は、次のとおりです。
 

 ● 2026年3月20日(金・祝)|旧暦2月2日
  ・土帝君(トゥーティークン)
 
 ● 2026年4月2日(木)|旧暦2月15日
  ・二月御祭(ニングァチウマチー)

 
旧暦2月の行事は、家族や集落の安寧、土地や農耕への感謝を祈る意味合いが強く、年の始まりから少し落ち着いた「日常の中の拝み」として受け継がれてきました。
 
 

新暦行事(春彼岸)

◇2026年3月には、全国共通の新暦行事として春のお彼岸も巡ってきます。
沖縄では旧暦行事と重なりながら、仏前での内祀りを中心に供養を行う地域が多く見られます。
 
2026年の春のお彼岸の日程は、次のとおりです。
 

 ● 2026年3月17日(火)
  ・彼岸入り
 
 ● 2026年3月20日(金・祝)
  ・春分の日
 
 ● 2026年3月23日(月)
  ・彼岸明け

 
旧暦1月・2月の行事と新暦のお彼岸が重なることで、3月は祈りや供養を意識する場面が自然と増える月です。
行事の意味を知りながら進めることで、無理なく心と暮らしの節目を整えやすくなるでしょう。
 

 
 

旧暦1月に行われる主な節目行事


まとめ|2026年2月沖縄では旧正月到来!
旧暦1月は、旧正月の祝いを終えたあと、行事ごとに区切りをつけながら日常へ戻っていく時期です。
 
沖縄ではこの「切り替えの節目」を大切にし、小正月や二十日正月といった行事を通して、正月の終わりを整えてきました。
 
地域や家庭によって節目の捉え方には違いがありますが、いずれも「旧正月をきちんと締める」ための大切な行事です。
 
 

小正月(ソーグァチグァー)

◇小正月(ソーグァチグァー)は、旧暦1月14日に行われる行事です。
2026年は新暦3月2日(月)にあたります。
 
旧正月の一区切りとされてきた節目行事の一つです。
沖縄では主に本島北部を中心に行われてきた風習で、「ウイミ(折目)」と呼ばれる節目の一つです。
 

 ●この日は、正月期間中に整えてきた仏壇や日々のお供えを見直し、感謝を込めて拝みを行います。

 
家庭によっては祝い膳を供え、旧正月の締めくくりとして、家族そろって食卓を囲むこともあります。
 
小正月は、にぎやかな祝いというよりも、「正月を終える準備を始める日」として静かに受け継がれてきた行事といえるでしょう。
 
 

二十日正月(ハチカソーグァチ)

◇二十日正月(ハチカソーグァチ)は、旧暦1月20日に行われる旧正月行事の最終的な節目です。
2026年は新暦3月8日(日)に行われます。
 
小正月に続くかたちで、正月飾りを片付け、拝みや供養を通して一年の始まりを落ち着かせていきます。
 

 ●この日には、ヒヌカン(火の神)や仏壇へごちそうを供え、「無事に旧正月を迎えられたこと」への感謝を伝える拝みが行われてきました。

 
地域や家庭によっては、小正月を行わず、二十日正月をもって旧正月の区切りとする場合もあります。
 
いずれにしても、二十日正月は旧正月を完全に締めくくる大切な節目として位置づけられています。
 
旧暦1月は、祝いから供養、そして日常へと気持ちを切り替えていく月です。
こうした節目行事を意識することで、無理なく一年の流れを整えていくことができるでしょう。
 

[旧正月後に行う、沖縄の小正月・二十日正月]
沖縄の二十日正月と小正月☆旧正月の終わりの節目

 
 

旧暦1月の拝みと信仰行事


関帝王への十三夜の拝み方とお供え物
旧暦1月には、旧正月の節目行事とは別に、信仰に基づく拝みの日が巡ってきます。
十三夜や十八夜は、特定の神仏とのご縁日にあたり、家庭や地域で静かに拝みを行う日として受け継がれてきました。
 
祝いの行事とは異なり、これらの拝みは日々の暮らしの延長線上にあり、祈りを通して心を整える意味合いが強いのが特徴です。
 
 

十三夜(旧暦1月13日)

◇十三夜は、旧暦1月13日に行われる拝みの日です。
…2026年は新暦3月1日(日)にあたります。
 
沖縄では「ジューサンヤー」とも呼ばれ、関帝王(カンティーオー)を信仰する家を中心に拝まれてきました。
 

 ●関帝王は、商売繁盛金運、立身出世の神様として信仰されています。
 
 …かつては床の間に掛け軸を祀り、供え物とともに拝む家庭も多く見られました。

 
近年では床の間がない住宅も増えていますが、場所や形式にとらわれすぎず、感謝と願いを込めて手を合わせることが大切とされています。
 
十三夜は、旧正月後の慌ただしさが落ち着きはじめる頃に、信仰を通して心を整える拝みの日といえるでしょう。
 

 
 

十八夜(旧暦1月18日)

◇十八夜は、旧暦1月18日に行われる拝みの日です。
2026年は新暦3月6日(金)にあたります。
 
沖縄では「ジューハチヤー」と呼ばれ、観音様とのご縁日として知られています。
 

 ●観音信仰は、家族の健康病気平癒、特に子どもの無事な成長を願う信仰として広く根付いてきました。
 
 …この日は、家庭で拝むほか、観音堂や拝所へ足を運び、静かに祈りを捧げる人もいます。

 
十八夜は、旧正月の祝いから日常へ戻る途中に設けられた、気持ちを落ち着かせ、これからの一年を見つめ直すための拝みの日ともいえる存在です。
 

 
 

祖先供養の節目|ジュールクニチー(十六日祭)


沖縄で墓参りを行う「3つの旧暦行事」
◇旧暦1月に行われる行事の中でも、ジュールクニチー(十六日祭)は、祖先供養という意味合いが特に強い大切な節目です。

祝い事が中心となる旧正月とは性格が異なり、この日は亡くなった人々へ思いを向け、あらためて手を合わせる日として受け継がれてきました。
 
 

2026年の十六日祭はいつ?

◇ジュールクニチー(十六日祭)は、旧暦1月16日に行われる祖先供養の行事です。
2026年は新暦3月4日(水)にあたります。
 

 ●沖縄ではこの日を「グソー正月(あの世の正月)」と呼び、特に離島地域を中心に、お墓参りを行う風習が残ってきました。

 
本島地域では、地域や家庭の事情により墓前ではなく、仏壇や拝所で供養を行う場合もあります。
行い方には違いがあっても、祖先を想い供養するという根本の意味は共通しています。
 

[離島地域に多いジュールクニチーのお墓参り]
ジュールクニチ(十六日)☆離島地域に多いお墓参り行事

 
 

あの世の正月としての意味

ジュールクニチーが「グソー正月」と呼ばれるのは、この世で旧正月を迎えたあと、あの世でも正月を迎えるという考え方に基づいています。
 
そのため十六日祭は、亡くなった人々が正月を迎える日にあたり、生きている家族が供え物を整え、感謝と祈りを捧げる供養の節目とされてきました。
 

 ●また沖縄本島では、家族が亡くなってから初めて迎える十六日祭を「ミージュールクニチー(新十六日祭)」として、特に大切に行う地域もあります。
 
 …喪中の場合には、シーミー(清明祭)を控え、その代わりとして十六日祭に供養を行う例も見られるためです。

 
ジュールクニチーは、旧正月の祝いを締めくくり、祖先とともに一年の始まりを整える行事といえるでしょう。
 

[主に本島地域で喪中に行われる「ミージュールクニチー」]
沖縄の新十六日(ミージュールクニチー)☆供養の仕方①

 
 

旧暦2月に入ってからの行事


【宮古の御嶽】島の人々を飢餓から救った、芋ヌ主御嶽
旧暦2月に入ると、旧正月やその締めの行事から一歩離れ、土地や暮らし、これからの実りに目を向ける拝みが中心となります。
 
旧暦1月が「年の始まりを整える月」だとすれば、旧暦2月は「一年の暮らしを安定させるための月」といえるでしょう。
 
 

土帝君(旧暦2月2日)

◇土帝君(トゥーティークン)は、旧暦2月2日に行われる拝みです。
2026年は新暦3月20日(金・祝)にあたります。
 
土帝君は、集落や土地を守護する神様として信仰されてきました。
もともとは農耕と深く結びついた拝みで、豊作や土地の安寧を願う意味が込められています。
 

 ●かつては集落や門中単位で行われることが多い行事でしたが、現在では家庭や個人単位で拝む形へと変化してきました。

 
日々の暮らしを支える土地への感謝をあらためて伝える日として手を合わせる人もいます。
 

[沖縄の土帝君「トゥーティークー」の拝み方]
トゥーティークーへの御願☆土地神様への拝み方

 
 

二月御祭(旧暦2月15日)

◇二月御祭(ニングァチウマチー)は、旧暦2月15日に行われる行事です。
2026年は新暦4月2日(木)にあたります。
 

 ●本来は麦の豊作を祈願する農耕行事として行われてきましたが、現代では、家計の安定や仕事の実りを願う拝みとして受け継がれることも多くなっています。

 
地域によっては門中単位で行われる場合もあり、ヒヌカンや拝所で供え物を整え、これからの一年が無事に巡るよう祈願します。
 
ニングァチウマチー(二月御祭)は、年の始まりの慌ただしさが落ち着いたあと、暮らしの足元を見つめ直すための拝みの日といえるでしょう。
 

[沖縄のニングァチウマチー(二月御祭)とは]
沖縄カレンダーで見る「ウマチー」って?その意味と行事

 
 

2026年3月の二十四節気と次に控える行事


初清明祭、基本の流れ。初めてのお墓参り5つの手順
旧暦行事が根付く沖縄では、二十四節気を意識して暮らすことで、季節の移ろいと行事の流れをより自然に捉えることができます。
 
2026年3月は、啓蟄と春分という春の節気を迎え、行事の多かった旧暦1月・2月から、次の季節へと進んでいく時期にあたります。
 
 

3月の二十四節気(啓蟄・春分)

◇2026年3月に巡る二十四節気は、「啓蟄(けいちつ)」と「春分(しゅんぶん)」です。
啓蟄は、2026年3月5日(木)から3月19日(木)頃までの期間を指し、冬のあいだ地中にこもっていた生き物たちが、外へ出てくる時期とされています。
 

 ●春分の日は、2026年3月20日(金・祝)にあたります。
 
 …昼と夜の長さがほぼ等しくなり、自然のバランスが整う節目の日です。

 
春分の日は、新暦の春のお彼岸の中日でもあり、旧暦行事と新暦行事が重なり合う象徴的な日といえるでしょう。
 
 

清明を経てシーミーへ

◇春分を過ぎると、暦は清明(せいめい)の節気へと向かいます。
清明は、2026年4月4日(土)頃から始まり、万物が清らかで生き生きとする季節とされます。
 

 ●沖縄では、この清明の節気に合わせて行われる祖先供養行事がシーミー(清明祭)です。

 
3月のあいだに旧正月行事や拝み、祖先供養の節目を終え、4月に入ってからシーミーを迎えるという流れは、沖縄の年中行事の大きな特徴でもあります。
 
2026年3月は、シーミーへ向けて心と暮らしを整える準備期間として捉えるとよいでしょう。
 

[沖縄の三大お墓参り行事「シーミー」]
清明祭は、沖縄のお墓参り。迷った時に参考にしたい豆知識

 
 

まとめ|2026年3月の沖縄旧暦行事


沖縄の二十日正月と小正月☆旧正月の終わりの節目
◇2026年3月の沖縄は、旧暦では旧暦1月から2月へと移り変わる節目の月です。
旧正月を締めくくる小正月や二十日正月、信仰に基づく十三夜・十八夜、そして祖先供養の節目である十六日祭が続き、拝みと供養の意味合いが深まる時期となります。
 
旧暦2月に入ると、土帝君や二月御祭といった、土地や暮らしに根ざした行事が行われ、年の始まりから日常へと気持ちを切り替えていく流れが整えられていきます。
 

 ●また新暦では春のお彼岸や春分を迎え、暦の上でも本格的な春の訪れを感じる頃です。
 
 …3月は、次に控える清明やシーミーへ向けて、心と暮らしを落ち着かせていく準備期間ともいえるでしょう。

 
行事の意味を知り、無理のない形で取り入れることで、沖縄の旧暦行事をより身近に感じながら、穏やかに節目を迎えることができます。
 
2026年3月が、祈りと供養を通して、静かに一年の流れを整える月となりますように。
 
 



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