【2026年】沖縄の初詣おすすめ神社お寺10選!波上宮や穴場も紹介!
南国の青い空の下で迎えるお正月――。
穏やかな気候に包まれた沖縄では、波上宮や護国神社をはじめ、県内各地の寺社で新年の幸福を願う参拝客が列をなします。
一方で、混雑を避けてゆっくり祈れる「穴場の初詣スポット」も点在し、地元の人々から旅人まで幅広く親しまれています。
本記事では、2026年の初詣におすすめの神社・お寺10選を中心に、恋愛成就や厄除けなどのご利益、参拝マナー、屋台や出店の情報までをわかりやすくご紹介。
旧正月文化が息づく沖縄ならではの新年行事も交えながら、心穏やかに一年を始めるヒントをお届けします。
目次
沖縄の初詣はいつまで?参拝時期と新正月・旧正月の違い
◇沖縄の初詣は、全国と同じく元旦から松の内(1月7日頃)までが一般的な参拝期間です。
ただし、旧暦文化が根強く残る沖縄では、地域や家庭によって旧正月(2026年は2月17日)にも参拝する習慣が見られます。
つまり「新正月」と「旧正月」の両方で神社を訪れる家庭も多く、全国とは少し異なる暦の感覚が息づいているのです。
気候が穏やかなため、三が日を過ぎても参拝者が続くのも沖縄ならでは。
寒さを気にせずお参りできるため、1月中旬〜小正月(1月15日頃)までを初詣期間とする神社もあります。
そのため、旅行者にとっては日程の融通が利きやすく、混雑を避けたゆったり参拝が可能です。
2026年の初詣カレンダーと縁起の良い日(六曜・大安など)
2026年の元旦は1月1日(木・大安)。年明けから最良の吉日が重なるため、朝早くから多くの参拝客でにぎわうでしょう。
・2日=赤口
・3日=先勝
・4日=友引
・5日=先負
・7日=大安
…と、日ごとの吉凶も参考にされます。
沖縄では六曜を気にして初詣の日を選ぶ人も多く、特に大安・友引・先勝の午前中が縁起の良い時間帯とされています。
一方、赤口や仏滅は避け、仕事始め前の1月4〜5日頃の参拝を選ぶ方も少なくありません。
縁起や混雑の少なさを考えるなら、元旦早朝か7日(大安)がおすすめです。
・【沖縄の御願】旧暦1月の年中行事。旧正月や七日の節句
新正月と旧正月、沖縄の初詣文化の特徴
◇沖縄では古くから旧暦を基準とした行事が多く、初詣も例外ではありません。
特に那覇や南部地域では、旧正月の朝にヒヌカン(火の神)へ手を合わせてから神社を参拝するという家庭もあります。
一方で、都市部や若い世代では全国と同じ新正月の三が日に初詣を済ませる家庭が主流です。
つまり沖縄の正月行事は、神社での参拝と家庭内の祈りが並行する二重構造。
「新正月は神様へ、旧正月はご先祖へ」と祈りを分ける家庭も見受けられる傾向です。
・年神様を迎えるお正月☆全国的な「新正月」の過ごし方①
・【沖縄の御願】沖縄で旧正月1。ヒヌカン・お仏壇への拝み方
沖縄の初詣の魅力とご利益|南国ならではの参拝風景
澄みわたる青空と心地よい陽ざしの中で迎える沖縄のお正月。
本州のような厳しい寒さがないため、海風を感じながら穏やかにお参りできるのが、沖縄の初詣の大きな魅力です。
また、神社だけでなく古刹(こさつ)や御嶽(うたき)など、琉球文化に根づいた祈りの場が点在しているのも沖縄ならでは。
参拝後には紅型模様の御朱印帳を手に入れる人も多く、観光と信仰が共に楽しめるのも人気の理由です。
恋愛成就・厄除け・安産祈願など人気のご利益
沖縄の神社や寺院では、全国と同じようにさまざまなご利益を授かることができます。
中でも代表的なのが、恋愛成就・縁結び・厄除け・安産祈願・家内安全など。
…海の彼方「ニライカナイ」から幸福を運ぶ神として知られ、縁結びや安産祈願に訪れる女性が多い神社です。
●普天満宮
…「むすびの神」が祀られ、夫婦円満や良縁成就の祈りが絶えません。
●成田山福泉寺や首里観音堂などの寺院
…交通安全・無病息災・商売繁盛といった現世利益も厚く信仰されています。
沖縄の神社や寺は、豊かな自然と結びついたパワースポットとしても注目されています。
ガジュマルの木に囲まれた境内や海を望む社殿など、清らかな気に満ちた場所が多く、訪れるだけで心が整うと感じる人も少なくありません。
参拝マナーと手水舎・鈴の正しい作法(全国共通・沖縄風習の違い)
◇初詣の参拝作法は全国共通で、「二拝二拍手一拝」が基本です。
…鳥居をくぐる前に軽く一礼し、手水舎で手と口を清めてからお参りします。
沖縄の神社にも手水舎や鈴が設けられており、柄杓の使い方やお賽銭の納め方も本州と同じ流れで構いません。
そのため、初詣に出かける前に「今年もよろしくお願いします」と自宅の神棚やヒヌカンに報告してから参拝する家庭もあります。
また遠方の神社・寺院に参拝に行く際には、出かける前に地元の氏神様へ「初詣の参拝に行ってきます。無事に済ませることができますように」と伝えてから出かけるともされてきました。
神様やご先祖への敬意を忘れずに行う――それが沖縄の祈りの基本姿勢といえるでしょう。
・ヒヌカンはどんな神様?迎え入れる前の知識
沖縄本島の人気初詣スポットランキングTOP5
◇毎年、多くの参拝者で行列ができる沖縄本島の人気初詣スポット。
那覇市を中心に、歴史ある神社や海を望む絶景の寺社が並び、三が日には屋台や出店が立ち並びます。
ここでは、沖縄県内で特に参拝者が多く、地元の人にも観光客にも親しまれている定番初詣スポット5選をランキング形式でご紹介します。
各神社のご利益やアクセス方法、開催イベントなどを押さえておけば、2026年の初詣計画がより立てやすくなるでしょう。
①波上宮(那覇市)|海を望む琉球八社の筆頭
◇沖縄で最も有名な初詣スポットといえば、那覇市若狭にある波上宮(なみのうえぐう)です。
琉球八社の中でも最高位に位置し、東シナ海を見下ろす断崖上に鎮座する姿はまさに沖縄の象徴。
元旦には朝日とともに初詣客が押し寄せ、例年約20万人が訪れます。
海上安全や豊漁祈願のほか、恋愛成就・安産祈願・厄除けのご利益もあり、若い世代から家族連れまで幅広く人気です。
境内には紅型模様の御朱印帳や琉球モチーフのお守りが並び、観光と信仰のどちらも楽しめるのが魅力。
大晦日から元旦にかけては出店やライトアップもあり、夜の参拝もおすすめです。
(〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1丁目25−11)
②沖縄県護国神社(那覇市)|20万人が参拝する県内最大規模
◇奥武山公園の中心に鎮座する沖縄県護国神社は、県内最大級の初詣スポットです。
昭和初期に創建され、毎年の参拝者数はおよそ26万人。那覇市内でも特に混雑する人気神社のひとつです。
例年、12月31日から1月10日まで境内参道に数百灯の提灯が灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。
1月1日6時30分の「歳旦祭」や、三が日の特別祈祷には長蛇の列ができ、活気に満ちた初詣イベントが続きます。
厄除けや交通安全、商売繁盛のご利益があるとされ、地元企業や家族連れの姿も多く見られます。
(〒900-0026 沖縄県那覇市奥武山町44)
③沖宮(奥武山公園)|伝統と若者文化が交わる初詣
◇奥武山公園内にある沖宮(おきのぐう)も、那覇市の初詣では欠かせない人気スポットです。
熊野三神を祀り、厄除けや家内安全、交通安全などの祈願で多くの参拝者が訪れます。
大晦日の夜からはカウントダウンイベントが開催され、開運餅まきや巫女舞などの正月行事も盛りだくさん。
若者世代や観光客にも親しみやすく、奥武山公園の屋台エリアでは沖縄料理やスイーツを楽しむ姿も見られます。
伝統的な神事と現代的なイベントが共存する、那覇ならではの活気あふれる初詣スポットです。
(〒900-0026 沖縄県那覇市奥武山町44)
④識名宮(繁多川)|病気平癒と家内安全の守り神
◇那覇市繁多川にある識名宮(しきなぐう)は、琉球八社のひとつ。
琉球国王・尚元王の長男の病気平癒を祈願したことが起源と伝えられ、健康祈願や家内安全の神様として崇敬されています。
元旦には「初空き」と呼ばれる新年の神事が執り行われ、地元の人々が一年の無病息災を祈ります。
境内では地元商店による出店もあり、温かいぜんざいや縁起物を販売。
落ち着いた雰囲気の中で、静かに手を合わせたい方におすすめのスポットです。
(〒902-0071 沖縄県那覇市繁多川4丁目1−43)
⑤普天満宮(宜野湾市)|洞窟の奥宮でむすびの神を祀る
◇中部・宜野湾市の普天満宮(ふてんまぐう)は、沖縄八社の中でも特に神秘的な雰囲気に包まれた初詣スポットです。
洞窟の奥に広がる「奥宮」には、琉球古神道の神々が祀られ、静かな空気の中で祈りを捧げることができます。
毎年10万人以上の参拝者が訪れ、むすびの神として恋愛成就や縁結びのご利益があることで有名です。
大晦日には臨時駐車場からのシャトルバスも運行され、周辺には屋台や露店も並びます。
家族連れからカップルまで、県内外から訪れる人が絶えない人気スポットです。
(〒901-2202 沖縄県宜野湾市普天間1丁目27−10)
穴場でゆっくり参拝できる初詣スポット
◇有名神社は元旦から長い行列ができる一方で、静かに心を整えられる穴場の初詣スポットも各地にあります。
沖縄本島の中部や北部エリアには、自然と調和した小規模な神社や寺院が多く、混雑を避けたい方に人気です。
観光客が少なく、地元の人に愛される場所では、ゆっくりと手を合わせながら一年の平穏を願うことができます。
また、早朝や夕方に訪れると、朝日や夕焼けに包まれた神聖な光景に出会えることも。
ここでは、沖縄県内でも比較的落ち着いて参拝できる穴場スポット4選をご紹介します。
成田山福泉寺(中城村)|太平洋からの初日の出を望む寺院
◇中城村にある成田山福泉寺(なりたさんふくせんじ)
…千葉・成田山新勝寺の末寺として知られる真言宗智山派の寺院です。
沖縄県民の車にもステッカーが貼られるほど、交通安全祈願で有名な初詣スポット。
高台にある境内からは太平洋を一望でき、元旦の早朝には初日の出とともに参拝する人々で賑わいます。
混雑といっても那覇市内ほどではなく、駐車場にも余裕があります。
お守りや交通安全祈祷のほか、家内安全・商売繁盛のご利益もあり、家族連れにも人気の穴場寺院です。
(〒901-2403 沖縄県中頭郡中城村伊舎堂617)
白銀堂(糸満市)|海人(うみんちゅ)が守る港町の御嶽
◇糸満市の漁港近くにある白銀堂(はくぎんどう)
…古くから「糸満の氏神様」として信仰されてきた御嶽(うたき)です。
海人(うみんちゅ)文化が色濃く残り、航海安全・大漁祈願のご利益で知られています。
お正月には地元の人が集まり、温かい御神酒を交わしながら穏やかに新年を迎える、まさに地域密着型の初詣スポットです。
屋台や出店は少なめですが、その分ゆっくりと手を合わせる時間が持てます。
海の香りと潮風に包まれながら参拝する白銀堂は、観光よりも祈りを大切にしたい方におすすめの穴場です。
(〒901-0361 沖縄県糸満市糸満23)
護佐喜御宮(名護市)|北部で親しまれる地元密着の神社
◇本島北部・名護市の中心部にある護佐喜御宮(ごさきおみや)
…地元の人々から長く親しまれてきた神社です。
普段は無人の祈願所ですが、初詣の時期だけ社務所が開き、おみくじや縁起物の授与が行われる特別な場所となります。
参拝後には周辺で開催される地域イベントや屋台も楽しめ、名護市街の散策と合わせて訪れる人も多いです。
混雑が少なく、北部観光の途中で立ち寄れる利便性も魅力。
ゆったりとした雰囲気の中で新年の願いを込めたい方にぴったりの初詣スポットです。
(〒905-0017 沖縄県名護市大中2丁目1−17)
宮古神社・桃林寺(離島)|南国の空気と祈りが調和する聖地
◇本島から足を延ばして離島に訪れるなら、宮古神社(宮古島市)や桃林寺(石垣市)もおすすめです。
宮古神社は日本最南端の神社として知られ、金運・商売繁盛・海上安全のご利益を求めて多くの参拝客が訪れます。
一方、桃林寺は八重山最古の寺院で、木造の仁王像が守る荘厳な雰囲気が印象的。
【宮古神社】
(〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里5−1)
どちらも観光と参拝を両立できる人気スポットながら、三が日を過ぎれば人出も落ち着きます。南国の空と海に包まれた穏やかな空間で、ゆっくりと新年の祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。
【桃林寺】
(〒907-0023 沖縄県石垣市石垣285)
初詣で楽しめるイベント・出店・屋台情報
沖縄の初詣は、三が日を中心に県内各地でにぎわいを見せる冬の一大イベントです。
波上宮や護国神社などの人気スポットでは、夜遅くまで参拝客が絶えず、家族連れや観光客が温かい屋台グルメを楽しむ姿も見られます。
各神社では参道に出店が並び、地元グルメや縁起物を求める人々でにぎわいます。
ここでは、沖縄の初詣に欠かせないイベント情報と、お正月限定の楽しみ方をご紹介します。
深夜参拝やカウントダウン行事
◇大晦日の夜から元旦にかけて行われるカウントダウンイベントは、沖縄の初詣ならではの人気行事です。
波上宮や沖宮では、年越しの瞬間に太鼓の音や花火が鳴り響き、参拝客が「新年の祈り」を込めて一斉に手を合わせます。
また、沖縄県護国神社では提灯の灯りが境内を包み、幻想的な雰囲気の中で新年を迎えられます。
深夜参拝は、混雑を避けたい人にもおすすめです。
特に元旦0時〜3時の時間帯は夜風が心地よく、初日の出を待ちながら参拝する姿も多く見られます。
出店の明かりが並ぶ境内で温かい沖縄そばやぜんざいを味わうと、体の芯から温まるでしょう。
お正月限定のお守り・御朱印・縁起物
初詣シーズンは、各神社でしか手に入らないお正月限定のお守りや御朱印が授与されます。
●波上宮…紅型模様の御朱印帳
●沖宮…干支守り
●成田山福泉寺…交通安全祈願のステッカー
●識名宮…病気平癒のお守り
…など、寺社ごとに異なる授与品を楽しめます。
さらに、屋台では「福餅」や「おみくじ飴」などの縁起物グルメが並び、正月らしい華やぎに包まれます。
これらのアイテムは「一年の幸運を呼び込む」とされ、旅行者の間でも人気が高いです。
新年の願いを込めながら、あなただけの初詣みやげを探してみてはいかがでしょうか。
初詣のイベントや屋台は、参拝そのものをより楽しい思い出に変えてくれる要素です。
夜参拝や正月限定のお守りなど、沖縄ならではのあたたかい初詣文化を体験しながら、新しい一年の幸せを願いましょう。
沖縄で初詣の混雑回避とおすすめの時間帯
沖縄の初詣は、暖かい気候もあって三が日を中心に多くの人で混雑します。
波上宮や沖縄県護国神社では、元旦の午前0時から行列ができ、深夜から早朝にかけてが最も人出の多い時間帯です。
一方で、参拝する時間や日にちを少しずらすだけで、ゆっくり参拝できるタイミングがあります。
ここでは、混雑を避けて穏やかに初詣できる時間帯や時期の目安を解説します。
旅行中の方や家族連れの方も、安心して計画を立てられる参考にしてみてください。
早朝・夕方参拝のメリット
◇元旦の0時〜3時を過ぎると、混雑が一段落します。
朝6時〜8時の早朝参拝は、人出が少なく、海の初日の出とともに参拝できる人気の時間帯です。
また、波上宮や成田山福泉寺などでは、朝日が社殿を照らす光景が見られ、心が清められるような特別な雰囲気を味わえます。
午後4時〜6時頃は屋台の明かりが灯り始め、昼間のにぎわいが落ち着く時間帯。
家族連れやカップルがゆっくり参拝する姿が多く見られます。
写真撮影にも最適な時間帯なので、観光と初詣を両立させたい方におすすめです。
沖縄でファミリー・高齢者におすすめの時間帯
◇小さなお子さまや高齢の方と一緒に参拝する場合は、2日以降の午前9時〜11時頃が比較的穏やかです。
初日の人出が落ち着き、参道も歩きやすくなります。
多くの神社では三が日を過ぎてもお守りや御朱印を授与しており、混雑を避けながら参拝が可能です。
また、1月4日〜7日頃までは、松の内の期間内に参拝できるちょうど良いタイミング。
仕事始め前や学校の新学期前に初詣を済ませる家庭も多く見られます。
日中は暖かく、沖縄らしい青空の下でゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
まとめ|2026年の初詣は沖縄の青空の下で福を招こう
2026年の初詣は、冬でも陽ざしがやわらかな沖縄で迎えてみませんか。
波上宮や護国神社のような定番の神社から、静かに祈れる穴場スポットまで、沖縄には多彩な参拝先があります。
三が日のにぎわいも、旧正月の穏やかな祈りも、どちらもこの土地ならではの魅力です。
暖かい風に包まれながら、海に向かって手を合わせる――。
そんな南国の正月風景には、日常の忙しさを忘れさせる不思議な力があります。
ご利益や行事をきっかけに足を運ぶのも良し、旅の途中でふと立ち寄るのも良し。
大切なのは、新しい一年を清らかな気持ちで迎えることです。
2026年の初詣は、沖縄の青空の下で“あなたらしい福”を見つけてみてください。
きっとその年が、より穏やかで実りある一年となるはずです。
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