【沖縄旧暦カレンダー2026】5月の年中行事|那覇ハーリーからアブシバレーまで完全ガイド

ゴールデンウィークに那覇ハーリー、そして田んぼの神様を祀るアブシバレー…。沖縄の5月は、旧暦行事と現代の祝祭が重なる、にぎやかな季節です。
沖縄では今も旧暦を大切にする風習が根付いており、5月には旧暦3月15日のウマチーから旧暦4月15日のジュウグニチまで、さまざまな年中行事が続きます。
カレンダーを見ながら、家族の拝みや地域の行事をチェックしておくと安心ですよね。
今回は、2026年5月の沖縄旧暦カレンダーをもとに、那覇ハーリーやアブシバレーなど注目の行事を中心にご紹介します。
目次
5月前半の注目行事|三月ウマチーとゴールデンウィーク

◇2026年5月の沖縄旧暦カレンダーは、旧暦3月15日(5月1日)から旧暦4月15日(5月31日)にあたります。
…ゴールデンウィークと那覇ハーリーが重なる賑やかな月で、月末にはアブシバレーやジュウグニチの拝みと、旧暦行事が続く沖縄らしい5月です。
カレンダー画像をご覧いただきながら、行事の日程をチェックしてみてください。
●ジュウグニチの拝み(十五日の拝み)
●サングァチウマチー(三月御祭)
・旧暦3月15日
・新暦5月1日(金)
●那覇ハーリー
・新暦5月3日(日)〜5日(火)
●チィタチの拝み(一日の拝み)
・旧暦4月1日
・新暦5月17日(日)
●クシユクイ(腰憩い)
・旧暦4月吉日
・新暦5月17日(日)〜6月14日(日)
●アブシバレー(畦払い)
・旧暦4月14日〜15日
・新暦5月30日(土)〜31日(日)
・八十八夜…5月2日(土)
・憲法記念日…5月3日(日)
・みどりの日…5月4日(月)
・こどもの日…5月5日(火)
・母の日…5月10日(日)
・葵祭…5月15日(金)
六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)も掲載していますので、行事やお出かけの日程を決める際の参考にしてみてください。
【豆知識】沖縄の旧暦カレンダーの見方
沖縄では新暦と旧暦を併用する習慣が今も残っています。
旧暦の日付は毎年変わるため、年中行事の日程は旧暦カレンダーで確認するのが安心です。
毎年暦が異なるので「旧暦〇月〇日」と覚えておくと、毎年の行事日程がすぐに分かりますよ。
5月前半の注目行事|三月ウマチーとゴールデンウィーク

2026年の5月は、旧暦行事と全国的な祝日が重なるにぎやかな月のスタートです。旧暦3月15日のウマチーとゴールデンウィークが同じタイミングで訪れる、沖縄らしい5月前半をご紹介します。
旧暦3月15日|三月ウマチー
◇2026年の旧暦3月15日は、新暦5月1日(金)にあたります。
…ウマチーとは「御祭」のことで、五穀豊穣を神様に感謝する沖縄の伝統的な拝み行事です。
この日は各家庭でヒヌカン(火の神)とお仏壇に麦や初物をお供えして、家族の健康と豊かな実りへの感謝を捧げます。
同じ旧暦3月15日には「ジュウグニチの拝み(十五日の拝み)」も重なります。月に一度、旧暦の15日に行うこの拝みも、あわせて行うと良いですよね。
・【沖縄の御願】「ウマチー」って何?豊穣祭5つの豆知識
ゴールデンウィークと沖縄の旧暦行事
◇2026年のゴールデンウィークは、暦の並びが非常に良く、平日に休みを入れると最大16連休になる年です。
…4月25日(土)~5月10日(日)まで、うまく休みを組み合わせれば大型連休を楽しめます。
・みどりの日(5月4日)
・こどもの日(5月5日)
・振替休日(5月6日)
…と祝日が続く5月上旬は、県内外から多くの観光客が沖縄を訪れる時期でもあります。人気スポットや観光地は混雑が予想されますので、早めの計画を立てておくと安心ですよ。
沖縄ではこのゴールデンウィーク期間中に、那覇ハーリーが開催されます。旧暦行事と現代のお祭りが重なるこの時期は、沖縄の5月ならではの賑わいを感じられる季節です。
県外からのご家族やお友達を那覇ハーリーへ誘ってみるのもいいですよね。
那覇ハーリー(5月3日~5日)

◇ゴールデンウィークの沖縄といえば、那覇ハーリーですよね。
…那覇港を舞台に繰り広げられる爬竜船(ハーリー)レースは、沖縄を代表する初夏の風物詩です。
2026年も5月3日(日)~5月5日(火)の3日間、那覇港で開催されます。
・【沖縄の旧暦五月】ハーレー大会のユッカヌヒー到来!
那覇ハーリーとは?
◇ハーリーとは、沖縄に古くから伝わる爬竜船競漕のことです。
…色鮮やかな龍の形をした船に乗り込み、太鼓のリズムに合わせてオールを漕ぐ勇壮な競技で、もともとは海の神様に豊漁と航海の安全を祈願する行事として始まりました。
那覇ハーリーはその中でも最大規模のお祭りで、市民レースや綱引き、花火大会など多彩なイベントが3日間にわたって開催されます。
ゴールデンウィークと重なることもあり、県内外から多くの観光客が訪れる沖縄の一大イベントです。
那覇近郊では「ハーリー」など、糸満など一部地域では「ハーレー」などと呼ばれています。
呼び名は違っても、爬竜船で海の神様に豊漁を祈願するという意味は同じです。
観光行事にもなっている那覇ハーリーは新暦行事として定着していますが、糸満など地元で行うハーレー・ハーリー大会は、今も旧暦に合わせて行うところもあります。
・沖縄のハーリーを解説!今も盛り上がる年中行事とは
ローカルハーレーは6月18日
那覇ハーリーが新暦のゴールデンウィークに合わせて開催されるのに対し、地域のローカルハーレーは旧暦5月4日に合わせて行われるところが多いです。
地元の漁港で行われるローカルハーレーは、那覇ハーリーとはまた違った素朴な雰囲気が魅力です。
地域の人々が一体となって豊漁と航海の安全を祈る、昔ながらの風景を感じることができますよ。
・ハーレー大会スケジュール☆地元行事を楽しむ
5月後半の注目行事|葵祭りとチィタチの拝み

ゴールデンウィークと那覇ハーリーの賑わいが落ち着いた5月後半も、沖縄では旧暦行事が続きます。旧暦4月1日のチィタチの拝みと、全国的な行事である葵祭をご紹介します。
旧暦4月1日|チィタチの拝み
◇2026年の旧暦4月1日は、新暦5月17日(日曜日)にあたります。
…チィタチとは「一日(ついたち)」のことで、毎月旧暦の1日にヒヌカン(火の神)とお仏壇に拝みを捧げる沖縄の習わしです。
沖縄では旧暦の1日(チィタチ)の新月は無事に一か月を暮らすためのウグァン(御願)を、15日(ジュウグニチ)の満月は無事に暮らせたことへの感謝を伝える日、チィタチとジュウグニチの日は炊きたてのご飯「ウブク」を3膳、供えます。
●白ウブク(白ご飯)…3膳
・供え葉(チャーギ・クロトンなど)
・ミジティ(お水)
・ウサク(お酒)
・マース(お塩)
●ヒラウコー(平御香)…タヒラ半(2枚半)
※日本線香15本分(もしくは簡易版で5本)
なお旧暦行事と日程が重なる場合は、旧暦行事・供養行事を優先しても問題ありません。旧暦カレンダーを確認しながら、無理なく続けていきたいですよね。
・【沖縄の御願】ヒヌカン(仏壇)への毎月の拝み方
・【沖縄の御願】ヒヌカン、沖縄各地に広がる5つのタブー
5月15日|葵祭
◇5月15日は京都・上賀茂神社と下鴨神社で行われる「葵祭」の日です。
…平安時代から続く京都三大祭りのひとつで、色鮮やかな平安装束をまとった総勢500名以上の行列が、京都御所から下鴨神社・上賀茂神社へと練り歩きます。
葵祭の名前は、社殿や牛車、装束のいたるところに葵の葉を飾ることに由来しています。
ゴールデンウィークが終わり、沖縄では梅雨入りが近づくこの時期。
本州では初夏の祭りが各地で始まります。沖縄から京都へ旅行を計画している方は、葵祭の日程もあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
月末の行事|アブシバレーとジュウグニチの拝み

5月の締めくくりは、沖縄の農耕文化に深く根付いた行事「アブシバレー」と、毎月恒例の「ジュウグニチの拝み」が重なります。
アブシバレー(畦払い)とは?
◇2026年のアブシバレーは旧暦4月14日~15日です。
…新暦5月30日(土)~31日(日)にあたります。「アブシ」とは田んぼや畑の畦(あぜ)のことで、「バレー」は払うという意味です。
草が茂るこの時期に畦の雑草を刈り取り害虫を駆除して、神様へ豊作を祈願する農耕行事です。
現代では農業に携わる家庭が少なくなり、地域行事としてはすっかり見なくなりました。それでも家庭でアブシバレーの拝みを行うところはまだ残っています。
・クファジューシー
(豚肉入りの沖縄風炊き込みご飯)
・ウサチ(酢の物)
家庭の繁栄や仕事の発展を祈願します。
せっかくなら地元のウタキ(御嶽)や地元の神社「氏神様」を訪れて、日ごろの感謝を伝えてみるのもいいですよね。
また地域によっては、芭蕉などの葉で草舟を作り虫を乗せて海へ流す儀礼が今も残っています。
子どもと一緒に草舟を作って川や海へ流してみると、厄をニライカナイへ送り出すという昔ながらの儀礼を、楽しみながら体験できるかもしれません。
アブシバレーの拝み方や豆知識について詳しくはこちらをご覧ください。
・「アブシバレー」は旧暦四月☆「虫払い」の儀式とは
旧暦4月15日|ジュウグニチの拝み

◇2026年の旧暦4月15日は、新暦5月31日(日)にあたります。
…ジュウグニチとは「十五日」のことで、毎月旧暦の15日にヒヌカン(火の神)とお仏壇に拝みを捧げる沖縄の習わしです。
●白ウブク(白ご飯)…3膳
・供え葉(チャーギ・クロトンなど)
・ミジティ(お水)
・ウサク(お酒)
・マース(お塩)
●ヒラウコー(平御香)…タヒラ半(2枚半)
※日本線香15本分(もしくは簡易版で5本)
チィタチと同様に、この日も白ウブク(白ご飯)を3膳お供えします。
アブシバレーと重なる日ですので、朝のうちにヒヌカンとお仏壇への拝みを済ませてから一日を過ごすとよいですよね。
まとめ|2026年5月の沖縄旧暦行事を楽しもう

今回は2026年5月の沖縄旧暦カレンダーをもとに、三月ウマチーから那覇ハーリー、アブシバレー、ジュウグニチの拝みまでご紹介しました。
ゴールデンウィークの賑わいから始まり、月末には農耕文化に根付いた行事まで続く、沖縄らしい5月ですよね。
旧暦行事は難しく考えなくても大丈夫です。
チィタチとジュウグニチの拝みをヒヌカンとお仏壇に捧げるだけでも、先人から受け継がれてきた沖縄の暮らしの知恵に触れることができます。
那覇ハーリーや葵祭など現代のお祭りとあわせて、旧暦行事も生活の中に取り入れながら、2026年の5月を楽しんでみてください。
・沖縄の浜下りにまつわる昔話|なぜ潮水で穢れを落とすの?その理由とは
・浜下り(はまうい)の三月お重|昔ながらのお弁当と三月菓子の作り方
・浜下り(はまうい)のお供え物と拝み方|海に行く前にヒヌカン・お仏壇へ
・沖縄の浜下り(はまうい)は旧暦3月3日|女の子の健康を祈る行事と2026年の潮情報
・2026年5月は旧暦3月15日〜4月15日にあたる
・旧暦3月15日(5月1日)は三月ウマチーとジュウグニチの拝み
・那覇ハーリーは5月3日〜5日
・旧暦4月1日(5月17日)はチィタチの拝み
・旧暦4月14日〜15日(5月30日〜31日)はアブシバレー
・旧暦4月15日(5月31日)はジュウグニチの拝み
・チィタチとジュウグニチは白ウブク3膳をお供えする
【監修者:東恩納 寛寿(ひがしおんな ひろひさ)】

公益財団法人 沖縄県メモリアル整備協会 終活支援部長
●経歴
19XX年、沖縄県名護市出身。
米国・南ユタ大学コミュニケーション学部卒業。
県内大手建設会社勤務を経て、2007年に公益財団法人 沖縄県メモリアル整備協会に入社。長年、お墓の企画提案や販売業務の第一線に従事し、中城メモリアルパーク所長を歴任。現在は終活支援部長として、沖縄の供養文化と現代のニーズを繋ぐ活動に注力している。
●資格・活動
・終活カウンセラー1級(沖縄県初取得者)
・一般社団法人 全国空き家アドバイザー協議会 沖縄県名護支部 幹事
●実績
県内各自治体、社会福祉協議会、医療法人、老人ホーム等での出張セミナーや講演を累計500回以上実施。沖縄タイムス等のメディア寄稿を通じ、相続や空き家問題、墓じまいに関する啓発活動を行っている。
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