ウークイのやり方|沖縄の旧盆最終日、ご先祖様を見送る儀式と作法を解説

◇ウークイは「御送り」、沖縄の旧盆3日目にあたり、ご先祖様をあの世へと見送る儀式です。
重箱料理「ウサンミ」の供えてウハチ(御初)の取り出し、仏壇へ拝み、ウチカビを焚いて、お土産とともに門前での見送ります。
本記事では、ウークイの正しいやり方を、仏前から門前まで流れに沿って丁寧に解説します。
初めて準備する方や作法に不安がある方でも、安心してご先祖様をお見送りできるよう、現代の家庭事情や地域ごとの違いにも触れながらご紹介しますので、どうぞご利用ください。
目次
ウークイとは?沖縄の旧盆最終日の儀式

◇沖縄の旧盆は、3日間にわたって行われます。
・初日の「ウンケー(お迎え)」
・中日の「ナカビ(中日)」「ナカヌヒー(中の日)」
・最終日の「ウークイ(お送り)」
です。
なかでもウークイは、ご先祖様をあの世へお見送りする最終日として、家族や親族が揃って儀式を行います。
地域ではご先祖様をお見送りするため、エイサーや旗頭などを披露しながら道を練り歩く「道ジュネー」で賑わうでしょう。
三日目“ウークイ”の意味と位置づけ
◇「ウークイ(御送り)」とは、その名の通り、旧盆の最終日にご先祖様を天にお見送りする儀式です。
全国的な「送り火」に相当し、沖縄では夕方以降、日が暮れた頃に行う儀式とされてきました。
・3日間おもてなしをさせていただいたことへの感謝
・お供え物(ウサンミ・ウハチ・ウチカビなど)を手土産として渡す
・門前までお連れし、ご先祖様が迷わず戻れるように拝みを捧げる
祖霊信仰が根づく沖縄において、ウークイは単なる形式ではなく、「現世と霊界の境目を閉じる」大切な節目です。
他の日との違いと、儀式の特徴
◇沖縄の旧盆3日間は、それぞれご先祖様との過ごし方があります。
・ウンケー…ご先祖様をお迎えする日
・ナカビ(ナカヌヒー)…ともにのんびり過ごす日
・ウークイ…ご先祖様をお見送りする日
特にウークイは門前までご先祖様をお連れして、帰路へとお渡しする日です。またおもてなしの最終日でもありますよね。
ウークイならではの特徴として、以下のような要素が挙げられます。
・重箱料理の御馳走(ウサンミ)を夕食に供える
・ウハチ(お初)を取り分けて供える
・ご先祖様を囲んで共食し、もてなす
・ウチカビを焚く(あの世のお金)
・手土産を渡す
・門前で「来年もいらしてください」とお見送りをする
これら一連の儀式は、地域や家ごとに多少の違いがありながらも、共通して「敬意」と「感謝」を表す時間となっています。
・2026年の沖縄旧盆はいつ? ウンケー・ナカビ・ウークイの流れと基本マナー
ウークイの準備と供え物

◇ウークイではお見送りの前に、ご馳走を供えてもてなします。
沖縄の旧暦行事と言えば、海の幸・山の幸・地の幸のご馳走「ウサンミ(御三味)」を詰めた、重箱料理です。
沖縄の旧盆3日間のうち、ウンケー・ナカビの2日間はまだ登場しませんが、最終日ウークイでご先祖様へ振る舞います。
仏壇に供える重箱料理(ウサンミ)
◇ウークイの夕方には、仏壇に重箱料理「ウサンミ(御三味)」を供えます。
沖縄の旧盆で供える重箱料理は、「おかず重2段+もち重2段」の4段構成「チュクン(両方)」が一般的でした。
ただし、現代では核家族も増え、仏壇の大きさや家族の人数に応じて調整されることもあるでしょう。
・おかず重
…豚三枚肉、昆布、かまぼこ、天ぷら、煮物など奇数品目を整えて詰める
・もち重
…白もちを中心に、家庭によってはよもぎもち・あん入りもちも供える
●詰め方などのポイント
・配置は賽の目に詰める
・中央に紅白かまぼこ
・手前に豚三枚肉の煮付け
・仏壇側に結び昆布
…の配置が多い
重箱を供える際は、仏壇に向かって左から「おかず重→もち重→おかず重→もち重」とされます。
また重箱の上には、ウチカビとお箸を置くと丁寧です。
この日は親族が集まる家も多いため、重箱の他に来客からの果物やお菓子、オードブルなども供えられ、豪華に整える家庭も少なくありません。
※重箱の供え方について、詳しくは下記コラムをご参照ください。
・沖縄のお盆料理の基本マナー|ジューシー・御膳・重箱料理の供え方
ウハチ(御初)を供える
◇ウークイで重箱料理を供えた後、最初のひと口「ウハチ(御初)」を取り分け供えます。
「ウハチ(御初)」とは、ご先祖様へ供える最初のひと口を指します。
家族の誰も手を付けていないご馳走を供えることは、ご先祖様への敬意を表すためです。
①供えた重箱から数品のおかずを選び取り出す。
②取り出したおかずを裏返し、重箱の上に乗せる。
※もしくは、小皿に取り分けて供える。
③「ウハチディービル(お初です)」と声をかける。
また、家や地域によっては「ミンヌク(水の子)」を用意することもあります。
「ミンヌク」は、サトウキビの皮や野菜くずなどを小さな器に入れたお供え物です。
ご先祖様と共に来てしまった「チガリムン(無縁仏や餓鬼)」への食事とされ、ご先祖様の食事を邪魔されないようにという配慮です。
※このミンヌクは本州では「水の子」と呼ばれますね。
…重箱料理を供えた後、しばらくしてから供えたおかずをいただく「ウサンデー(御下がり)」を行います。
この賑やかにご先祖様と食事を囲む共食が、沖縄では何よりの先祖供養であり、おもてなしです。
子どもの頃、お供え物を下げる「ウサンデー」の役割は、いつも私でした。お供え物をしてからしばらくして、母が「ウサンデーお願い」と私に頼みます。私はすぐに仏壇へ向かい、「ウサンデーサビラ」と伝えてお供え物を下げてきました。
我が家の重箱料理のおかずは、豚三枚肉の煮付けや肉巻き、魚の天ぷらなど、子どもたちにとってはご馳走でした。また、お供え物には普段は食べられない、美味しそうなゼリーや水ようかん、お菓子などが並んでいて、頼まれなくても(笑)ウサンデーしていたものです。
食卓にも親戚が持ってきたオードブルなどが並び、ウークイの夜はご馳走三昧で楽しみでした。
沖縄の旧盆期間中にいただいた手土産やお中元も、仏壇へ供えます。
また、お客様からの手土産や郵送されたお中元など、沖縄の旧盆3日間でいただいたものや供えるものには、ウチカビ3枚を添えて供えます。
「〇〇家からです」
とご先祖様へお伝えして、お線香を上げながら供え、ウークイ儀式の際にウチカビを共に焚きましょう。
※沖縄の旧盆期間中に届ける「お中元」は、本州とは届ける期間や役割りが少し異なります。詳しくは下記コラムをご参照ください。
・沖縄の旧盆・中日(ナカビ)のお中元マナー|2026年おすすめ手土産とタブーも解説
・沖縄のお盆「ウンケー」とは?仏壇飾り・御膳・御願まで初日の流れを解説
ウークイのやり方①|仏前での拝みと儀式

◇ウークイの儀式は、日が暮れる頃から始まります。
子ども会や青年会がエイサーや旗頭など、沖縄の伝統芸能を披露しながら道を練り歩く「道ジュネー」が行われる地域では、道ジュネーを観覧した後に、ウークイへと移る流れも多いでしょう。
仏前では、家長を中心にお線香を供えてウグァン(御願)を行い、ウチカビを焚く流れです。
ここではウークイの儀式の一般的な流れをお伝えします。
ヒラウコーとグイス(唱え言葉)
◇仏前での拝み「ウグァン(御願)」は、ムチスク(宗家=本家)の家長(当主)が中心となって行います。
使用する線香は沖縄線香「ヒラウコー(平御香)」と呼ばれる沖縄式の平たい線香で、日本線香6本分が縦に繋がっています。
ウークイでは家長と残る家族や親族で、供える本数が変わります。
また、近年ではコンパクト仏壇への交換や新調により、小さなウコール(香炉)を使用するようになったことで、日本線香を供える家庭も増えました。
①家長…「ジュウニフンウコー(十二本御香)」
・沖縄線香ヒラウコー(平御香)の場合…タヒラ(2枚)
・日本線香の場合…12本、もしくは4本(簡易版)
②家族・親族…「サンブンウコー(三本御香)」
・沖縄線香ヒラウコー(平御香)の場合…半ヒラ(縦半分に割る)
・日本線香の場合…3本、もしくは1本(簡易版)
家族・親族のお線香をお伝えしましたが、集まる人数が多い家も少なくありません。
そのため、ウークイでは家長のみがお線香を供えて、残りの家族・親族は家長について手を合わせる流れも多いです。
お線香を供えた後、家長がご先祖様へ感謝を捧げます。
「うーとぅーとぅー、ウヤフジガナシー、
(尊いご先祖様へ)
本日はウークイの日となりました。
この3日間、私たちのおもてなしを受け取ってくださり、ありがとうございました。
本日のお供え物、そして用意したお土産もお持ち帰りください。
そして、どうかあの世でも私たち子孫をお見守りください。
どうぞ、来年もまたお越しくださいますように。
心よりお待ちしております。」
文言は地域や家によって差はありますが、大切なのはご先祖様への感謝と「また来年も来てください」という気持ちを込めます。
ウチカビを焚く
◇続いてウチカビ(打ち紙)を焚きます。
ウチカビ(打ち紙)は「あの世のお金」です。ご先祖様があの世でお金に困らないように持たせるとされます。
・そこに丁度良い金網を置く
・金属のアルミボウルに水を張る
・厄除けとなるものを入れる
(月桃など香りの強い葉やネギなど)
また、手作りのカビバーチを作る家庭が多いですが、最近ではホームセンターでも1,000円~3,000円ほどで販売しています。
カビバーチを置く台や火箸などもセットになったものもあり、便利です。
・それぞれウチカビを持って、カビバーチを囲む
・家長が5枚、ウチカビを焚く
・ウチカビを焚いた後に、供えたお酒を入れる
・家族・親族が3枚ずつ、ウチカビを焚く
・お供え物に乗せられていたウチカビを焚く
※「〇〇の家からです」と伝える
・ウチカビを焚いたカビバーチに、供えたお茶を掛ける
・供え花、供えたウハチ(御初)も入れる
・供えていた香炉のお線香も入れる
※お供え物やお線香を下げる際は、「ウサンデーサビラ(下げます)」と声をかける
ティーミジ(手土産)は、そのまま門前まで持参して、門前でのウグァン(御願)を進める家が多いですが、地域や家によっては、カニバーチ(火鉢)のティーミジ(手土産)を、大きな葉や銀紙などに包んで「手土産」に整えて、門前まで持参する家もあります。
このご先祖様への手土産「ティーミジ」の形は、地域や家によって大きく異なる場合も多いです。
たとえば、沖縄でウグァン(御願)行事が盛んな、糸満南部のとある家庭では、お供え物から用意をせずに、手土産用に丸く小さな白いおにぎりを7個作り、それを桑の葉の上に置いて、門前まで持参します。
ちなみにこの家庭では、ご先祖様についてきた無縁仏や餓鬼への施し「ミンヌク」も門の外へ置きます。
・【沖縄の御願】拝みに欠かせない「シルカビ」と「ウチカビ」
ウークイのやり方②|門前での拝みと見送り

◇続いて、ウークイは門前へと移ります。
これはご先祖様が帰路へ戻られるにあたり、お見送りをする儀式です。
実社会でも大切なお客様がいらしたとき、玄関先まで出て、お客様が見えなくなるまでお見送りをしますよね。ご先祖様へも同じです。
ご家族そろって拝みの場に立ち会い、「ありがとうございました」「また来年もお越しください」と、家族で心を込めて見送ります。
門前のウークイへ持って行くもの
◇用意したティーミジ(手土産)、ロウソク2本、お線香を持参します。
ロウソク2本は門の両脇に置いて、ご先祖様が旅立ちやすくするために、門を明るく照らすものです。
そのため、それぞれ自立できて、風にも耐えられる大きなものを準備します。
※かつての沖縄ではロウソクではなく、灯明を門の両脇に掲げていたそうです。現代は電気も通り明るくなりましたので、安全第一で準備をしましょう。
●門の中央(出入り口の正面)
・ティーミジ(手土産)
・お線香を供えるためのウコール(香炉)
●門の左右
・両脇にそれぞれ1対のロウソク
※可能であれば、敷物や木の台などの上に置き、直置きを避ける
昔の沖縄は土の家に家があったため、門前のウークイでお線香を供える際には、庭の土を集めて盛り土を作り、そこにお線香を供えてきました。
けれども現代は家の前もアスファルトが一般的ですよね。マンションやアパートなどの集合住宅も一般的です。
そのため、門前でのウークイのためのウコール(香炉)も、用意すると便利でしょう。
門前でのグイスとヒラウコーの使い方
◇準備が整ったら、門前でのウークイ「ウグァン(御願)」を行います。
ここでも家長が中心となり、お線香を供えてグイス(唱え言葉)を捧げる流れです。
残る家族や親族全員は、家長の後に付いて手を合わせ黙祷し、ご先祖様を送り出しましょう。
①お線香を供える
「ジュウニフンウコー(十二本御香)」
・沖縄線香ヒラウコー(平御香)の場合…タヒラ(2枚)
・日本線香の場合…12本、もしくは4本(簡易版)
※カビバーチのすぐ傍に香炉を置き、線香を供える
家長がお線香を供え、残る家族や親族は後ろで手を合わせる流れが一般的ですが、地域や家によっては、家長がお線香を供えた後、続いて家族や親族がお線香を供えることもあります。
この場合、家族や親族は仏前と同じ「サンブンウコー(三本御香)」、沖縄線香ヒラウコー(平御香)なら縦半分に割った「半ヒラ」、日本線香なら3本もしくは簡易版として1本を供えることが多いでしょう。
「ウートートゥ、ウヤフジガナシー
(尊いご先祖様)
今年も3日間のお盆を無事に終えることができました。
家族一同、心を込めてお送りいたします。
どうぞごちそうやお土産をお持ち帰りいただき、
あの世でもお健やかにお過ごしください。
そしてまた、来年もどうかお越しくださいませ。」
門前のウークイを済ませたら「その日のうちに旧盆の片付けをすると良い」とも言われます。
現実的に家族や親族が集まっているウークイの後は、掃除も協力して素早く進められそうですし、また、古くは「ご先祖様が楽しかった旧盆の日々に、後ろ髪を引かれないように」片付けを早く済ませる、ともされてきました。
現代のスタイルと地域差

◇ウークイには伝統的な型がありますが、実際は地域や家庭の事情によって少しずつ異なります。
特に近年は、共働き世帯の増加や家族構成の変化により、「できる範囲で心を込める」ことを重視した柔軟なスタイルが広がっています。
夕方に行う理由と家族の事情
◇ウークイは本来、夜遅い時間に行うのが正式とされています。
・夜はあの世の時間とされ、霊的な時間帯に合わせる
・ご先祖様に少しでも長く滞在してもらうように
…などの理由があるとされてきました。
とはいえ、現代では次のようなさまざまな事情から、夕方早めにウークイの儀式を始める家庭が多くなっています。
・親族の帰宅時間や子どもの生活リズムに配慮
・遠方から来る親族が日中に集まりやすいように
・夜間に火を使うウチカビ焚きが難しい住宅環境も増加
このように「形式通り」にこだわるよりも、家族が無理なく集まり、皆で気持ちよく見送ることが重視されるようになっています。
時間帯を調整しても、ご先祖様への敬意が込められていれば、十分に丁寧な供養になります。
宗家・分家・集合形式の違い
◇ウークイの儀式は、宗家(本家)を中心に行われるのが基本です。
ただ、分家や親族がどのように関わるかも家庭や地域によって異なります。
・宗家に親族が集まり、仏壇を中心に儀式を進行
・分家はお中元や果物などを手土産に持参して参加
・供えたお中元の上にウチカビを添え、宗家で焚く家もある
●集合スタイルのバリエーション:
・都市部では、宗家と分家が合同で別会場(実家・集会所など)に集まるケースもある
・分家では、自分達だけで簡略的な拝みだけ行うケースもある
・中には核家族化の影響で、家族単位でウークイを行う家庭も増加傾向
ウークイの形はひとつではなく、地域差・信仰の濃さ・家の事情により、さまざまなかたちで続いています。
集合住宅でのウークイ|火を使わない見送りの工夫

◇沖縄のウークイは本来、門前で火を焚き、線香を立て、ご先祖様を送り出します。
しかし現代の住まい、特に集合住宅では住宅事情が変化しました。
・「門」がない
・火気使用に制約がある
…などです。
伝統を守りながらも現代の暮らしに合わせた工夫が必要ですよね。
ここでは、集合住宅におけるウークイのやり方や、火を使わずに行うための具体的な方法をご紹介します。
玄関を“門”として行うウークイのやり方
◇昔ながらの沖縄でのウークイは、最後に「門前」でお見送りをします。
しかし、アパートやマンションなどの集合住宅では門がないため、玄関を「門」と見立ててウークイを行う家庭が多いです。
①仏前での拝みを終えたあと、玄関にティーミジ(手土産)を移動する
②玄関の扉を開けた状態で、外(共用廊下)に向かって拝む
③ウコール(香炉)を玄関に置き、お線香を供えて見送る
玄関先でのお線香には、置きやすく安定した、大きめのやちむんなどのウコール(香炉)がおすすめです。
火の取り扱いには十分な注意が必要ですが、香りと拝みの気持ちを届けることを目的として形にとらわれず、安全な送り方を選びます。
また、近隣への配慮として、時間帯を早めたり、声を控えめにするなどの工夫もよく見られます。
限られた環境の中でも、ご先祖様への敬意を丁寧に表す工夫が、今の暮らしに合ったウークイの形として根づきつつあります。
火を使わない「ヒジュルウコー」とLEDロウソクの活用
◇特に小さなお子さんがいるご家庭では「火の取り扱い」に注意が必要です。
また、近年の沖縄では、火災報知器の設置や集合住宅の防災設備が整備された影響で、ウチカビや線香に火をつける伝統的な形式が難しいケースも増えています。
こうした背景から、火を使わないウークイへの工夫が広がりを見せています。
ヒラウコーに火をつけず、そのまま供えて拝む方法です。
●LEDロウソク・電子灯明
…LEDロウソク、電子灯明を玄関内に設置する
●子どもと一緒にできる安全な工夫
・香炉を使用する際に、耐熱皿+不燃マットでカバー
・一時的に窓を開け、換気をする
・子どもにLEDロウソクや線香差しを持たせて一緒に拝む
…などです。
火を使わなくても、ご先祖様に手を合わせる気持ちがあれば、立派なウークイになります。
現代の住宅環境に合わせた柔軟な対応で、安全かつ心のこもったお見送りを心がけましょう。
まとめ|“ウークイのやり方”は心を込めたお見送り

◇ウークイは、沖縄の旧盆3日間の最後を締めくくる、ご先祖様をお見送りする儀式です。
仏壇へのお供え、グイス(拝みの言葉)、ウハチ(御初)を供える、ウチカビ(打ち紙)を焚いてティーミジ(手土産)を整え、門前での見送りまで…。
すべての所作に、ご先祖様への感謝と敬意が込められています。
近年では、家庭の事情や住環境の変化に合わせて、時間帯を早めたり、火を使わない「ヒジュルウコー」やLEDロウソクを取り入れるなど、柔軟なウークイの形も増えています。形式にこだわり過ぎず、現代の暮らし事情に対応しながら、沖縄ならではの旧盆文化を残す気持ちが表れています。
どんな場所でも、どんな方法でも、心を込めてご先祖様に手を合わせる時間こそが、ウークイ本来の意味です。
ご家族らしい方法で、あたたかな見送りのひとときを整えてみてはいかがでしょうか。

公益財団法人 沖縄県メモリアル整備協会 終活支援部長
●経歴
19XX年、沖縄県名護市出身。
米国・南ユタ大学コミュニケーション学部卒業。
県内大手建設会社勤務を経て、2007年に公益財団法人 沖縄県メモリアル整備協会に入社。長年、お墓の企画提案や販売業務の第一線に従事し、中城メモリアルパーク所長を歴任。現在は終活支援部長として、沖縄の供養文化と現代のニーズを繋ぐ活動に注力している。
●資格・活動
・終活カウンセラー1級(沖縄県初取得者)
・一般社団法人 全国空き家アドバイザー協議会 沖縄県名護支部 幹事
●実績
県内各自治体、社会福祉協議会、医療法人、老人ホーム等での出張セミナーや講演を累計500回以上実施。沖縄タイムス等のメディア寄稿を通じ、相続や空き家問題、墓じまいに関する啓発活動を行っている。
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